「乙女座の男」 3
「乙女座の男」2のつづき
乙女座の男は、相変わらずイライラしていた。
「2」で触れた、恋愛については「女が主導権を握っているのよ。」とのたまったスタンドのママの言葉について。。。
乙女座の男は、ある日昔流行った「ねるとん」のようなお見合い番組を見ていた。
たったの1日だと思われるが、男と女の恋愛模様が凝縮して垣間見れる、アレだ。
ほかの人の動向や、センス、職業、家柄、様々な思惑が駆け巡り駆け引きが展開されている。
最後は、もちろん「告白タイム」。
男たちが花を持って、渾身のアプローチを繰り広げる。
成就もあれば、「ごめんなさい。」も。
見ていられない・・・。(自分はできそうもない)
でも可愛そうな人だろうか。
実は触れられない、もっと可愛そうな人がいる。
そう。
告白されない女性たちである。。。
この人たちは、きつい言い方をすれば、存在そのものが取り上げられないことになってしまう。
そんなことはわかっていますか?
それでも偉そうに?(そんなつもりじゃないでしょうが)、受け身で待っていますか?
それとも主導権を握って、積極的にアプローチしますか?
たいていは、しませんね。
でも、行動すれば男が女に迫るよりは、実は成就する確率は高いかもしれません。
そんな時代かもしれません。
そうでなければ、どんなに恥ずかしい想い、震えるような勇気が必要でも、
主導権は「男が握っている。」のである。